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2022/11/3

2022年11月2日(水)の経済状況

主な経済情報 米ADP民間雇用、10月23.9万人増で予想上回る サービス業好調 企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が2日発表した全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は10月に23万9000人増加した。予想以上の増加で労働市場の強さが改めて示された。米連邦準備理事会(FRB)は積極的な利上げをしばらく続ける可能性がある。 ロイターがまとめたエコノミストの予想は19万5000人増。 9月分は20万8000人増から19万2000人増に下方改定された。 今回の報告で示さ ...

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2022/11/2

2022年11月1日(火)の経済状況

主な経済情報 オーストラリア中銀、7会合連続利上げ 2.85%に オーストラリア準備銀行(中央銀行)は1日の理事会で、政策金利を0.25%引き上げて2.85%にすると決定した。5月から利上げは7会合連続。上げ幅は9月までの4会合で各0.5%だったが、前回10月に0.25%に縮小していた。ただ、中銀のロウ総裁は声明で「さらなる利上げを予測する」とし、金融引き締めを続ける姿勢を示した。 豪州では7~9月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同期比で7.3%と1990年以来の高水準となった。ロウ氏は「理事会の優 ...

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2022/11/1

2022年10月31日(月)の経済状況

主な経済情報 ユーロ圏CPI、10月速報は前年比+10.7% ECB利上げ継続へ 欧州連合(EU)統計局が31日発表したユーロ圏の10月の消費者物価指数(HICP)速報値は前年比上昇率が10.7%で、9月の9.9%を上回り再び過去最高となった。ドイツ、フランス、イタリアの域内三大国で軒並み予想を上回る上昇となった。価格上昇が広がりを見せ、欧州中央銀行(ECB)は利上げを継続する可能性がある。 ロイターがまとめた予想は10.2%だった。 インフレ押し上げの主因は引き続きエネルギーだが、それに加えて食品、輸入 ...

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2022/10/30

2022年10月28日(金)の経済状況

主な経済情報 日銀、金融政策・先行き指針を維持 ETF買い入れ手法見直し 日銀は27―28日に開いた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を全員一致で決めた。2022年度の物価上昇率予想を目標の2%を上回る2.9%に引き上げたものの、23年度は1.6%と2%を下回った。海外経済の動向など経済の不確実性がきわめて高い中、金融緩和の継続で経済を下支えする。金融政策の先行き指針についても維持した。 決定会合で議論した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)では、22年度の消費者物価指数(除く生鮮食品、コアCPI ...

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2022/10/29

2022年10月27日(木)の経済状況

主な経済情報 ECB、0.75%利上げ決定 物価高騰の抑制へ2会合連続 欧州中央銀行(ECB)は27日の理事会で、政策金利を0.75%引き上げると決めた。通常の3倍となる大幅利上げは、前回9月から2会合連続。ウクライナ危機に伴う資源高などの影響でユーロ圏の物価上昇率が過去最高の10%近くとなり、インフレに歯止めがかからない。景気後退のリスクが差し迫るなか苦渋の決断に動いた。 ECBは7月に11年ぶりの利上げを実施した。7月の0.5%利上げに続き、9月には利上げ幅を過去最大の0.75%に広げた。今回の追加利 ...

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2022年10月26日(水)の経済状況

主な経済情報

  1. カナダ中銀、利上げ縮小0.5% 「引き締め終盤に近づく」

カナダ銀行(中央銀行)は26日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.50%引き上げ、3.75%にしたと発表した。7月に1%、9月には0.75%の利上げを実施し、利上げペースを減速させた。同日記者会見したマックレム総裁は「(引き締めを)しすぎれば、必要以上に景気を減速させかねない」と述べ、景気への影響を注視する構えをみせた。

利上げは6会合連続。カナダの大手銀の多くのエコノミストは今回の会合で0.75%の利上げを予想しており、市場予想を下回る利上げ幅となった。カナダ銀は高インフレが続いているとして、今後も利上げを継続する方針を示した。量的引き締めも続ける。

カナダの消費者物価指数(CPI)は9月、前年同月比6.9%上昇した。8月より伸び率は縮小したが、市場予想は上回り、インフレのしつこさを示した。マックレム氏は今後の利上げ見通しについて「物価上昇圧力が全般的に低下したとはまだ言えない」と述べ、利上げ継続の必要を強調した。

一方でマックレム氏は「引き締め局面は終盤に近づいている」との認識を示した。「まだそこには到達していない」とも加えた。0.5%の利上げ幅は「通常より大きな上げ幅だ」としたうえで「金利上昇で経済が減速している兆候が明確に出ている。非常に大きな利上げ幅(0.75%)から、大きな幅(0.50%)に縮小したことは適切だと思う」と説明した。

今後の利上げペースについてマックレム氏は「通常より大きな上げ幅となる可能性がある一方、より小さな上げ幅への移行もあり得る」と述べ、0.25%利上げの可能性も示唆した。「金融政策の需要減速への影響や、供給網問題の解決度合い、インフレの先行きに依存する」(マックレム氏)とも付け加えた。

カナダ銀が利上げ幅を縮小した背景には、当初の想定より大きな景気減速がある。26日に公表した経済見通しでは、2022年と23年の実質国内総生産(GDP)の予測を7月時点と比べて下方修正した。前年比成長率で22年は3.3%、23年は0.9%とし、それぞれ0.2ポイント、0.9ポイント下方修正した。住宅投資や個人消費が減速すると見込む。

マックレム氏は「深刻な景気減速ではないが、大きく減速していることは確かだ」と述べた。需要減がインフレも緩和するとの見立てで、CPIの上昇率予測を22年に6.9%、23年に4.1%とそれぞれ0.3ポイント、0.5ポイント下方修正した。CIBCキャピタル・マーケッツのアンドリュー・グランサム氏は「大きなサプライズがない限り、0.75%利上げはもう過去のものということが示唆された」とみる。

カナダ銀の決定などを受け、26日の米長期金利は一時前日比で0.1%ほど低下した。米連邦準備理事会(FRB)は11月1~2日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。市場では「FRBがカナダ銀に続き、インフレ緩和を見込むのではという期待が強まっている」(米オアンダのエドワード・モヤ氏)との声が上がる。

出所:日本経済新聞

主な要人発言

  • 神田財務官
「為替の過度な変動、無秩序な動きについては断固たる措置をとりたい」

「G7、G20諸国とは為替を含む様々な問題で毎日連絡とりあっている」

「イエレン氏は日本が介入を公表しないことを尊重している」
  • 鈴木財務相
(※記者団から、介入の有無を公表していないことを米側が了承しているという認識か、との質問に対して)

「為替介入についてはコメントしない」
  • チャーマーズ豪財務相
「インフレ見通しが著しく低下するとは思っていない」

「年末のインフレ率は、現状の水準で高止まる見通し」
  • カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)声明
「世界的なインフレは依然として高く、広範囲に及んでいる」

「特にエネルギー価格の上昇を反映」

「米ドル高は、多くの国でインフレ圧力を強めている」

「インフレ抑制を目的とした金融引き締め政策は世界中の経済活動を圧迫」

「経済が減速し、供給の混乱が緩和されるにつれて、世界のインフレ率は低下すると予想」

「米国では、制限的な金融状況が経済活動を鈍化させているにもかかわらず、労働市場は依然として非常に逼迫」

「金利上昇が需要と供給のバランスを再調整し、世界的な供給の混乱による価格圧力が弱まり、コモディティ価格の上昇による過去の影響が消失するにつれて、インフレが緩和すると予想」

「インフレ率は2023年末までに約3%まで低下し、2024年末までに目標の2%に戻ると予測」

「インフレ率の上昇とインフレ期待、および経済における継続的な需要圧力を考慮すると、政策金利はさらに上昇する必要があると予想」

「将来の利上げは、金融政策の引き締めが需要の減速にどのように作用しているか、供給の問題がどのように解決しているか、インフレとインフレ期待がどのように反応しているかに影響される」

「量的引き締めが政策金利の上昇を補完している」

「BOCは物価安定へのコミットメントに断固として取り組んでおり、2%のインフレ目標を達成するために必要に応じて行動を継続する」
  • マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁
「BOCは金融引き締め終了に近づきつつある」

「インフレが低く安定し、予測可能であることを確実にする目標にはまだ程遠い」

「高い金利が成長の重しになり始めている」

「今後数四半期で成長が失速すると予想。この減速を乗り越えれば、成長は回復するだろう」

「ここ数カ月、一部の金融市場でストレスが発生していることに注目」

「基調的なインフレ率が低下しているという有望な兆しが見られる」

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